先日、5年生がスキースクールに行きました。宿泊行事をはじめとする校外学習では、現地での学習はもちろんですが、道中のマナーや周りの人への配慮などについて実践的に学ぶ場でもあります。
　近江商人の教えに「三方よし」という言葉がります。「買い手よし、売り手よし、世間よし」であればよい商いができるというものですが、人との関わりにおいても「相手よし、自分よし、周りよし」と多面的に捉えることができると他者とうまく付き合っていくことができるのではないでしょうか。
　また、そのような視点を持つためには、自分を一歩引いた状態から客観的に見る力が必要になります。『もう一人の自分が自分の行いをふりかえる』このような認識を「メタ認知」と言います。子どもが成長する過程において「メタ認知力」を高めることが大切であると言われています。
　一歩校外に出ると、一人ひとりが明和小学校の代表です。５年生は次の望が丘小学校のリーダーとしての自覚を持ってくれることを願っています。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　　　　 　　　 　 　　　 　 　 　 　　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 校長　酒井　紀雄