校長室日記 2022年1月5日(水曜日):No.18 レッツ・トラ(寅)イ!
新年 明けましておめでとうございます
2022年の幕が開けました。今年の干支『壬寅』(みずのえとら)には「新しく立ち上がること」や「生まれたものが成長すること」といった意味があるという。
昨年の『丑』年の漢字は象形文字で、「発芽直前の曲がった芽が種子の固い殻を破ろうとしている状態を表している」ことを考えると、今年、壬寅の年はその発芽した芽がさらにどんどん成長して大きくなっていく年であり、何事にも『負けない心」で気を引き締めて臨みたいと願う。
例年、本校の美術部が次の年の干支を描いた絵馬を校区の八坂神社に奉納している。今年も85×135cmの巨大絵馬に勇壮な寅を描き、終業式の12月22日にお届けし、昨年の丑の絵馬から新しく境内に掛け替えられた。下の写真がそれである。
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校長室は1階にありグランドがよく見える南向きに面して窓がある。日当たりが良く、冬でも低い太陽の光が差し込み、ブラインドをおろさないとまぶしいほどである。
昨年度の春、一中就任の際にいただいた胡蝶蘭の鉢植がいくつもあるのだが、校長室の窓際に置き、1年9ヶ月の間育ててきた。世話といっても、できるだけ置き場所を変えずにブラインド越しに柔らかな日を当て、週に一回、少しの水をやっているだけである。水はやり過ぎても忘れてしまっても良くないので、カレンダーの水曜日を『水やりの日』と決め水色のマグネットで印をして続けている。
昨年の春も多くの大輪の花が咲き、この殺風景な校長室を華やかに彩ってくれた。そしてまた今年も、よく見ると新たな新芽が伸びて花を咲かせるつぼみが日に日に大きく膨らんでいる。伸びた茎の途中から新たな花芽をつける枝が、陽の光の方向にぐんぐん伸びていくのがわかる。花屋に売っている枝美しく整えられた蘭とは趣を異にしているが、それぞれの新芽が個性豊かに、伸びやかに、思い思いの方向を向かっていくところが面白くもあり、なんとも素敵だ。もうじき3度目の春を迎えるが、今年もどんな花を咲かせて私の目を楽しませてくれるのか、期待に胸が膨らむ。
いよいよ、明後日から新学期のスタートである。
生徒達、教職員達はみんな元気に楽しく、良い時間を過ごせただろうか。大人も子ども達も虎のようにたくましく、眼光鋭く未来を見据えて頑張ってほしい。『壬虎』(みずのえとら)にちなんで、さらに本校も「新しく立ち上がること」や「生まれたものが成長すること」を楽しみながら、今年度の締めくくりとなる3学期を過ごしていきたい。
レッツ・トラ(寅)イ!
みなさま、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
校長室の蘭の花芽
葉の間から新芽が伸びて・・・
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
学校長 林浩子
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