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校長室日記 2022年1月24日(月曜日):No.19 新学期最初の力試し

 再びコロナ感染が急速に広がり、連日の報道では全国的にその数の増加を伝えている。本校においても例外ではなく、新学期がスタートした1週間後からPCR検査連絡や結果の電話が多くなり、学級のスクーリニング検査や学級休業などをお知らせするメールを連日発出するといった心配な状況が続いている。
 3年生にとっては、私立高校入試を来月の10日に控え、なんとか全員が元気に受験当日を迎えたいと願っていることだろう。いくら気をつけているとはいえ、大阪で6000人超えときくと本当に心配が募るばかりである。生徒達、それを見守る保護者や家族の方々、われわれ教員にとっても、この先約1ヶ月ほどが、現在の感染力の強いオミクロン株感染を乗り越える正念場だと考えている。学校での教育活動を進める傍ら、登校することで感染拡大につながらぬように、今まで以上に検温観察や消毒等の安全対策に努めていきたい。一方で学びを止めないためオンライン授業を実施しているが、学級休業で担任等も自宅待機となっている状況では、非常に悩ましくもある。しっかり全教員で力を結束して、対応していきたい。

 そんな中、先日1月13日(木)に大阪府1.2年生チャレンジテストが実施された。同日、日程をあわせて3年生は中学校最後の実力テストに臨んだ。チャレンジテストについては1年生が3教科、2年生が5教科を受検するのだが、この日に向けて、多くの生徒が気合いを入れて復習に取り組み、努力していたことだろう。残念ながら、やはり2年生の二クラスが学級休業という状況だったため、この日の受検はできなかったのだが、週が明けての17日(月)に学級休業が解除となり、その二クラスも無事に受検して、全クラスで実施することができた。(オーバーと思われるかもしれないが、この状況では奇跡的!ほっと胸をなで下ろした)
  


  • 3年実力テスト

  • 1・2年チャレンジテスト

 さて、話題は変わるが、年末から本校の体育館前にある2階建ての木造校舎の解体工事が進んでいる。かつては給食の配膳室と使われていた?という話もあるだが、この建物がいつ建てられたのかを詳しいことを知る者もなく、市役所の方の話ではおそらくに50年以上が経っているものと考えられている。私が知る限りでは、柔道場として畳が敷き詰められていた時代があったとか、2階は第2音楽室、つまり吹奏楽部の練習と合奏場所として、これまで長い間使用されていた。老朽化があまりにもひどいので、床が抜け落ちる危険があるということで、今回の解体が決定した。
 かつて、この校舎で過ごした思い出を持つ卒業生の方々は、きっと寂しいと思われることだろう。私も1年だけ吹奏楽部の顧問のサブを務めた年があり、夏は暑く冬は寒いこの校舎で、タオルで汗をぬぐいながら熱心に楽器を練習する生徒達の傍らで過ごしたことを思い出す。このところ、ゆっくり校舎内を歩き回る時間も無く過ごしていたため、今日気づけばほぼ跡形もなく取り壊され、多くの廃材の山となって積まれていた。(先週末はまだ校舎の壁が一部残っていたのだが・・・)
 2階建ての木造校舎が無くなってみると、一中の西側は道路に面しており、グラウンドの様子が外からよく見えるはずだ。プレハブの体育倉庫も一緒に撤去となり、体育館前のスペースが広くなる予定である。ただ、今までこの倉庫に収まっていた道具が収納場所を失うことになり、今後どこにやろうかと思案中である。
 この一中で多くの生徒の成長を見守ってきた建物がなくなってしまうのは少し悲しい気もするが、生徒達の安全と命を守ることが優先される。また、新しくできたスペースを有効利用できるよう、学校と行政と共に考え整備していきたい。

 現在のコロナ感染の状況を踏まえ、本校の部活動は一時活動中止としている。一日も早く、罹患した生徒や保護者の回復されることを祈り、生徒達がこのグラウンドや体育館で部活動に汗を流せるようにと思う。今しばらくの間は、感染予防のため活動自粛となるが、ご理解・ご協力をお願い申し上げたい。
  


  • 20日 壁が一部残る

  • 24日 すっかり形がなくなって

最後まで読んでいただきありがとうございました。

学校長 林浩子

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