ＧＷが終わり、２週間が過ぎた。

例年なら、夏の試合に向けて上級生は力をつけ、新入部員の１年生もメキメキと体力や持久力ををつけてくるもこの時期であるが、今年は部活動がすべて自粛（停止）しているなかでの長い連休となった。エネルギーの有り余る中学生にとって、家で過ごす忍耐のいる休みだったかもしれない。（やはりゲームや動画視聴などで多くの時間を過ごしたのだろうか・・・）

３年生の休み中の自由課題（国語）として出された課題作品が廊下に展示されていた。紹介したい本のポップを葉書大の大きさの紙に書いてくるといったものだ。制作は手書きのイラストを使ってもいいし、ＰＣで入手した画像を取り入れてのよいというものだった。「本のポップ」を自由提出課題としたところ、予想以上に多くの提出があり、国語の教員も驚きと喜びの声を上げていた。中学生といえども、色えんぴつやペンを駆使したそのイラスト画力のすごさに圧倒される。本嫌いの生徒であっても、このポップに引きつけられて「この本読んでみようかな・・・」と興味を持ってくれたらうれしい。

先日まで三年生教室に続く階段壁に展示してあったのだが、現在は移動して、別棟になる１年生校舎廊下に展示されていた。１年生も素晴らしい先輩の作品を間近で見ることができ、足を留める生徒も多いことだろう。コンテストとして、下級生の投票を募っているとのことだが、学年を超えて学びが共有される仕掛けを仕組んでいる教員の取り組みを褒めたいと思う。

また、同時にＧＷ課題として「学校生活についての川柳」を募集し、こちらも多くの作品が集まった。現在、全校生徒が毎日の生活のスケジュールを書き込み自己管理能力をつけるために取り組んでいるフォーサイト手帳だが、そこが募集している『全国公募 川柳コンテスト』に作品を応募できればと計画している。入選・入賞作品が出ることを、ちょっぴり期待しているのだが、どうだろうか・・・。

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  三年国語　ポップコンテスト
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  イラストも力作が並ぶ

さて、今日から中間テストが始まった。

２日間の実施予定で、１年生にとっては中学校で初めての定期テストとなった。

入学から６週間あまり経ち、やっと中学校生活に慣れてきた。小学校より５分長い５０分授業、毎時間指導する先生方が入れ替わりやってくるシステムや美術室・音楽室・理科室の場所もすっかり覚えて移動できている。体育は、スピーディーな更衣とグラウンドや体育館などの移動が求められる。休憩時間は休み時間でなく、次の授業の準備、移動のための時間だ。そんな中学生としての毎日を送りながら、時間、持ち物、予定の管理など自己管理ができるようになり、大人になる学習（訓練）を積み上げている。

今回の初めてのテストに向けてはしっかりと計画的な準備ができただろうか。テストを終えた後に、しっかりとそのことについても振り返ってほしいと思う。

１時間目は３学年とも国語のテスト。それぞれの学年の教室を見て回ったが、テスト座席（出席番号順）に座り、テストに向かう横顔はどの生徒も真剣そのもの、静まりかえった教室に解答を書き込む鉛筆を音がカリカリと響いていた。

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  1年生初めての定期テスト

今年はいつになく早い梅雨入り宣言と同時に、長雨が続いている。

うっとうしい天気ではあるが、心が晴れるような生徒の笑顔があふれる学校でありたい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

学校長 林浩子