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校長室日記 2021年6月25日(金):No.7 親子のコミュニケーションを
今週は三者懇談ウィーク、五日間で実施した。 緊急事態宣言下で4月に予定していた家庭訪問、5月の授業参観などがすべて中止となっていたため、保護者の方と顔を合わせてお話しする機会もなかったが、学校に来校していただく貴重な機会となった。 小学校までは、担任と保護者の二者懇談が主流であるが、中学校は三者懇談をおこなう。1,2年生は学習面ももちろんではあるが、とくに学校でのようす、部活動の取組など生活面もお伝えする。と同時に、保護者様から家庭での様子を聴かせていただけるまたとないチャンスなのである。3年生ともなると、進路決定に向けて懇談で様々な相談をしていかねばならない。この日までにしっかり親子で会話がなされている場合はスムーズだが、保護者と本人が全く話ができていなかったり、進路希望が食い違っている場合など、目の前で親子げんかが始まってしまうケースもあったりする。 思春期の多感な時期に突入する中学時代は、親にとっても戸惑いの大きい時期である。「あんなに小学生の時にはよくしゃべる子だったのに最近は学校のことを何も話してくれない」とか、特にこのスマホ時代に家庭での会話がめっきり少なくなっているケースもあるようだ。一昔前(ずっと昔か?)までは、家の電話に友人から電話がかかる、友人が誘いに家に尋ねてくることがあって、我が子がどんな友達と過ごしているのかなど親も知ることができたが、家に帰ってもスマホばかりの子どもたちがどんなつながりがあるかが見えにくい世の中になっている。 先日、生徒指導部を中心に、全生徒対象にスマホアンケートを実施した。以下がその結果の一部だ。
近年、どの学校でもSNSに関係するトラブルが寄せられる。本校でも例外ではなく、小さなことから大きな事案まで、いろいろな相談がある。各家庭では、いろいろな約束事を決めたうえで子どもにスマホや携帯電話を持たせている。そして家で過ごす時間でそれを使用しているものなのだが、何か友人でのトラブルが生じると、やはり学校に通う生徒同士のこととなり「学校で解決してほしい・・・」となるのは否めないのだ。(何か少し違うのでは・・・と思いつつも) 今回のアンケート結果を見ると、SNSで見知らぬ人と接触するケースが少なからずあることに、本当に怖さを感じる。大きなトラブルや危険な目に合わぬよう、保護者はしっかり子どもたちの行動を見守っておかねばならないと思う。近年は在校生のみならず卒業した高校生から、その保護者からの相談ケースもあり、学校としては何とも介入しがたい(すべきではない)ものである。 さて、来週水曜日から、三日間の期末テストを迎える。現在テスト前で、基本は部活動もないのだが、明日あさっての土日で、男子テニス部と女子バスケ部は公式戦があるようだ。十分な練習時間がとれていないだろうが、健闘を祈りたい。
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写真にあるように、懇談で来校の際に、少しでも学校での学びをお知らせしたいと、各学年の廊下や階段の壁面に、掲示物が並んだ。その前で足を留めてじっと熱心に眺めてくださっていた保護者も大勢いらした。 無事に三者懇談を終え、お忙しい中を学校に足を運んでいただいた保護者の方々に感謝すると同時に、我が子の通う中学校の雰囲気を感じていただき、今後も学校と家庭が手を携えて子どもたちの健全な成長を見守る一歩となれば、本当に嬉しい。 | |||||||||||||||||||||||||||||
最後まで読んでいただきありがとうございました。 学校長 林浩子 |
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