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校長室日記 2021年7月9日(金):No.8 オーケストラがやってきた!
「ほんまもんはすごい!」 「これは、昨日のオーケストラ演奏を聴いての私の感想だ。ありきたりではあるが、まさにこの一言に尽きる。 東京からオーケストラアンサンブルのプロの音楽家とスタッフ併せて総勢約20名が来校し、『創立75周年記念 芸術鑑賞会』を開催した。今年度、創立75周年という節目を迎えた本校にとって、何か子どもたちの心に残るイベントをしたいと考えていたが、コロナで体育館に集まる朝礼でさえ制限している中で何ができるだろうと模索していたところ、この文化庁の事業を知った。 「文化芸術による子ども育成総合事業」の一環として、〜文化芸術資源で未来を創る〜という平成27年閣議決定の方針を受けて、この事業は実施されているものだ。 『すべての子どもや若者が、学校や地域において本物の文化芸術に触れ、豊かな感性や創造性、コミュニケーション能力をはぐくむ機会を充実することにより、次代の文化芸術の担い手や鑑賞者をはぐくむとともに、心豊かな子どもや若者の育成を図る』ことをうたう事業である。 申請書類を提出したものの、連絡が無いまま数ヶ月過ぎ、半ばあきらめていたのだが、6月30日にその決定通知が舞い込んだ。そして、なんと実施日は一週間後の7月8日(木)というとんとん拍子で実現したのだ。密になることを避け、体育館に一度に入場する人員が250名以下になるように各学年(4〜5クラス)ごとに、時間をずらしての50分間の3回講演をお願いして実現した。 お迎えしたのは東京のサロンオーケストラジャパンというプロ音楽家集団だ。カルメン、アイネクライネナハトムジーク、オペラのアリアなど有名どころのクラシック音楽に加え、ジブリメドレーやジャズ演奏など、その演目は多岐にわたった。
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「以下は子どもたちの感想の抜粋である。
子どもたちの声を一つ一つ読んでいると、あらためて今回のコンサートをやって良かったと思うと同時に、本物の芸術に触れることの意義を感じた。授業やテレビでみる映像、写真や、スマホ・タブレットで観るYOU TUBEなどの動画もいいが、今日聴いたオーケストラは、楽器から出る音がじかに肌に伝わり、体の五感で味わうことができたことだろう。生徒たちも羨望のまなざしで目を輝かせていた。 「生演奏の迫力」「ほんまもんの凄さ」「全身・全力で音楽を楽しむこと」 本校の生徒にとって、このまたとない機会が将来の彼らの生き方にまで影響を与えるかもしれない、そんな大げさなことまで考えながら、今日もまたその余韻を楽しませてもらった。
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今回、交通費、楽器の輸送賃、宿泊費、演奏者への謝金などあわせると、数百万の費用がかかっていると聞いた。それをすべて経費負担でしていただけたのだから本当に有り難いというしかない。この事業に携わる多くの方々の尽力に対し、感謝を申し上げたい。 さあ、1学期も残すところ10日。登校は7日となった。 「最後になったが、このたびの集中豪雨により甚大な被害が出ている地域の方々にお見舞い申し上げる。また、亡くなられた方のご冥福を祈り、いまだ行方不明者の一日も早い発見を願う。 |
最後まで読んでいただきありがとうございました。 学校長 林浩子 |
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