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校長室日記 2021年11月19日(金曜日):No.17  石井英真先生を迎えて

 11月に入り5日(金〉には市民会館大ホールにて、本校の文化祭を実施した。
 昨年に引き続き、保護者の参観は原則無しにして、3年生の総合劇「アリス・イン・ワールド」の演目時(40分間)のみ3年生の保護者観覧を可能とお知らせしたところ、平日の昼間にも関わらず、なんと3年生徒167名に対して132名の観覧をいただいた。これこそが、一中校区の教育に対する関心度の高さ、学校教育を土台で支えてくださる底力(家庭力)であり、教員共々感謝するばかりだった。
 1年生は「西遊記」、2年生は「ピーターパン2」の総合劇で、それぞれの学年で普段の学びを織り交ぜ、劇中に台詞ありダンスあり、アクロバットやコミカルな要素を取り入れて、観るものを笑いとリズムと驚きの連続で楽しませ、あっという間の3時間であった。文化祭の様子や写真はホームページの行事報告《文化祭》にリンクを張っておりますので、ご覧いただきたい。


  • 吹奏楽部演奏

  • 3年 総合劇

  • 展示の部

  また、11月12日(金〉には、大阪府教育庁スクールエンパワーメント推進事業「確かな学び」公開授業および研究発表会を実施した。年度当初は全クラスの公開授業を予定していたのだが、一ヶ月前に急遽ZOOM配信の公開が決まったため、各学年1本ずつの提案授業に切り替えた。1年生数学「比例と反比例の利用」、2年生家庭科「生活に役立つ物の作成(被服)」、3年生「ディベート授業」である。
 数学は視力検査のランドルト環に隠された比例や反比例の関係を見いださせ、その考えに基づいて世界で最も高い視力『11.0』を測定するランドルト環を考えるといったPUTの課題。家庭科は『畳の縁』を使った小物を製作したうえで、この「畳の縁を使って自分の生活に役立つ小物をつくるなら?」といったテーマで、自分の考えや工夫点を相手にわかりやすく伝えるPUTの課題。3年ディベートは論題が「日本はすべてに飲食店に対して、店内での全面禁煙を義務づけるべきである」、司会者、計測者、ディベーター、ジャッジなどに分かれ、熱い議論が展開された。


  • 考えを説明(家庭科)

  • ディベート 立論

  • 数学 少人数授業

 全体会は、本校の担当教員による「確かな学び」取り組み報告の後、京都大学大学院の石井英真先生にご講演をいただいた。石井先生には、5月の校内研修にもお越しいただき、今回もご多忙なスケジュールのなか、わたしの熱烈ラブコールに応じてくださったのだ。日本の教育を、今まさに最先端で牽引しておられる石井先生に直接ご指導いただける機会は希有である。また、今回は「確かな学び」研究発表会としてZOOM配信で参加の市内小中学校の先生方とともに学べたことも、大きな喜びだった。
 以下は、石井研修後の本校教員の感想(抜粋)である。

●「知っている・できる」「わかる」「使える」の三層がとてもわかりやすかった。
●生徒が身につけた知識や考えを発表できる「舞台づくり」が重要だと分かった。
●意識した「問い」「課題」「舞台」を保証したいです。
●学習者目線・授業づくりの軸を持つ・学びのピークを30代に・学力を三層で捉える
●本物の学びとは?を改めて考えさせられた。教科の一番おいしいところを生徒に委ねるという視点で授業改善していきたい。
●自分の授業を反省しきりでした。講演中に何度も授業のアイデアが浮かんできた。
●その1時限で、生徒が「何を学んだのか」を言えるような授業にしていきたい。
●目の前の生徒達の人間的成長への「ねがい」を見据えて授業づくりに努めたい。
   ・・・・・・・・・・・・・・etc.
 5月の研修後に書かれた感想とは受け止め方や、吸収力が違っているなと手応えを感じた。少し手前味噌ではあるが、この1年で教員達も確実に成長していることを実感した。どんなにいい講演会を聴いても、素晴らしい教育書を読んでも、実践無くしては身につかない。その意味において、少しづつではあるが今年の研究部を中心に、本校教員が互いに刺激し合いながら努力を続け、授業改善に取り組んで実践をしてきた。
 具体的には、「考える力、伝える力の育成」の校区テーマに沿い、4月から廊下や階段踊り場に各教科の学びの成果物を掲示しよう!と声を掛け合った。各学年の掲示をすべてとっておき、公開授業当日は職員室前廊下に張りだした。そのずらりと並んだ様は圧巻だった。
 石井先生に「前回の訪問時とは空気感が違うと感じた」と言っていただいたことが、何より本当に嬉しかった。今後の励みだ。「ここから、さらに何を目指せば?」という私の安易な質問への回答は、「この掲示物(学びの軌跡)一つ一つが、いろいろなことを教えてくれる。さらにはこれら多くの掲示物を分類する視点、教員の力量が備わればいいね」とおっしゃった。
 私なりに解釈するに「単に、興味を持って取り組み、やって提出すればそれでOKの課題」「単元を通して学んだことを落とし込み、身につけた資質・能力を総合させて仕上げる課題」「身につけた学びを自分の生活(将来)と結びつけて、表現する(使う)課題」・・・・などさまざまな成果物がある。そんな分類を考えつつ、教員が仕組んでいけたらいい。
 石井先生に学んだことを生かし、成長を続ける寝屋川一中を目指したいと決意を新たにする1日となった。


  • 本校の取組報告

  • 石井英真先生

  • 学びの軌跡 掲示

最後まで読んでいただきありがとうございました。

学校長  林  浩 子

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