2023年の新年が明け、3学期のスタートからはや２週間が過ぎた。
　　この間、出張や様々な業務に追われ、学校だよりや校長通信など発行していたものの、HPの校長室日記新年更新が今頃になってしまい、反省しきりである。
　
　さて、数日前より「10年に一度の大寒波」というニュースが流れ、昨夕の5時過ぎからはこのあたりでも雪が舞い、帰路につく頃は積もり始めていた。今朝はその雪もやみ、思ったほどの積雪ではなかったのでホッとしたが、生徒や職員の通学・出勤状況も気になったので、早めに家を出て朝7時過ぎに学校に無事に到着した。今朝6時台の気温は−3℃を示していた。路面にはうっすらと雪が積もっていたが、何より路肩や歩道が凍り付いてつるつると滑りやすい状況だ。心配しながら校門で生徒たちの登校を出迎えていたが、子どもたちは珍しい雪の朝むかえて嬉しそうだ。途中で道端の雪を投げ合ったか、頭に白い雪をつけている生徒、足元に張った氷にスニーカーでスケートするように滑りながらくる生徒もいたのは、微笑ましい朝の一コマであった。今日ばかりは遅刻ぎりぎりに門まで走ろうとする生徒たちに、「走らないでー！ゆっくり歩いてー！」と声をかけることとなった。
　　
　グラウンドや校庭には薄く白い雪が積もって、日常とは景色が違って見えた。天気は良いので空は青く美しい。太陽の日差しが当たりはじめ10時ごろにはすっかり解けてしまった。

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  今朝のグランドと校舎
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  3階からのようす
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  花壇に雪

　１，2年生の書写の授業での作品が廊下に展示されている。
　新年にふさわしく、自分自身の抱負や決意が一文字一文字に表されていた。日本で古来から続いてきた新年に書初めをする文化も薄れつつある。今や情報機器を使った授業や、文字をキーボードや画面に打つことが多い生徒たちにとって、このように墨や筆を使い、その筆先に神経を集中させること、力の入れ具合で変わる一筆の強弱や濃淡を感じながら紙に文字を書くという経験は、とても貴重なことだろうと感じる。
　

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  筆先に集中して
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  1年　書初め
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  2年　書写「私の推し言葉」

　3年生は今日からは中学校で最後の学年末テストである。卒業までの登校日数があと33日となった。雪の影響やインフルエンザを懸念したが、混乱なく1限よりテストを始めることができ、朝から理科・国語・保健体育の3教科のテストが実施された。
　また、テスト終了後の午後からは、私立高校の出願を予定している。この数年はコロナ感染症による影響もあり、一気にWEB出願や郵送での受付が増えているたとはいえ、やはり、入試当日までに現地の高校まで行ってみることも大切なことだ。生徒たちは軽食をとった後に本校を出発し、電車やバスといった公共交通機関で高校まで出かけて願書を提出し、受験票を受け取ることになる。受験票を手にすると、いよいよと受験を迎えるという実感が現実味を帯びてくることだろう。今朝からのＪＲやバスなどの交通機関に遅れや運休が出ているところもあるようなので、この後も油断することなく、天候や大阪周辺の状況把握に努めなくてはと思う。
　もうすでに、入試を終えた一部の生徒もいるのだが、2月10・11日に大阪の私学入試、その後は公立高校特別入試と続く。これからが入試の本格的シーズンだ。
　

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  3年　学年末テスト
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  学校評議員さんの参観
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  新年の生け花

最後まで読んでいただきありがとうございました。

学校長 林浩子