このページは寝屋川市立第一中学校がお送りしています。本校の所在地・連絡先は次のとおりです。 TEL:072-825-9000
〒572-0847 大阪府寝屋川市高宮新町32-1

校長室日記 2022年6月30日(木曜日):No.5  驚きの梅雨明け

 明日から7月である。1学期も残すところ3週間ほどとなった。
 6月中に全国で梅雨が明けるなどという事は、誰が予想していただろうか?私も、2年生の宿泊学習の引率先(滋賀県)でそのニュースで知って、耳を疑うばかりだった。
 3年修学旅行については前号でお伝えしたが、その後、6月12日〜13日で1年生宿泊学習、6月27日〜28日で2年生宿泊学習をいずれも滋賀県マキノ高原にて実施した。今年度は昨年できなかった2年生も実施することになり、全ての学年で宿泊行事の実施となった。幸い、どの学年も最高の天候に恵まれて事故なく無事に終えることができ、本当に大きな安堵感を感じている。 
 (詳しい行事報告は「1年宿泊」「2年宿泊」としてアップしています)

 宿泊行事となると、様々なアウトドアでのアクティビティーを盛り込むことが常であることから、まずは天候が気になるポイントである。特に梅雨時となると、気温の変動も激しいことから、服装での調節や体調管理の難しさが非常に難しく、持ち物や雨具の指示も気を付けることとなる。今年は、異例の速さの梅雨明けに助けられ晴天に恵まれたものの、35℃をも越えようかという異常な気温上昇には、別の意味での危機感を感じながらの行事となった。
 


  • (1年)高原でお弁当

  • マウンテンバイクで

  • スカイウォーカー

  • (2年)ニジマスつかみ

  • 琵琶湖でカヤック体験

  • メタセコイヤ並木を疾走

  • 飯盒炊爨

  • カレー作り

  29日には、ついに東北地方でも梅雨明け宣言となり、東京でも6日間連続の猛暑日、群馬の伊勢崎市では昨日の気温が40.0℃まで上がったというから驚きだ。この異例の暑さは明日7月1日まで続く予想で、そうなると1週間の猛暑日となる。危険な状況だ。

 中学2年生の理科では地学分野として、「天気や季節の移り変わり」について学習する。理科の授業では、春から夏に移行する『梅雨』の時期や夏から秋に移行する『秋雨』の時期の長雨が続く原因について教えることとなる。論理的な解説としては、南側の暖気団(小笠原気団)と北側の寒気団(オホーツク海気団)の勢力が拮抗して停滞前線(梅雨前線)ができること、両者の勢力が同等で決着がつかないと、まるで綱引きの綱がピタリと止まったり、じわりじわりと左右に押しつ戻りつするように前線面(寒気と暖気の境界面)がうろうろするのだ。前線面には上昇気流とともに雲ができ、雨が降る。前線(綱弾きの綱)が動くと地表面が寒気に覆われたり暖気に覆われたりするので、梅雨時は気温がころころと変わったりするのだ。今年は、あまりにも小笠原高気圧の勢力が強く、一気に決着がついた形と言えるだろう。


        停滞前線は寒気と暖気が拮抗するところにできるのだが・・・・・

  今週はテスト前で部活動が原則停止であり、その時間を使って、放課後に教職員研修(救命救急講習会)を行った。今年度は寝屋川市でも3年ぶりに学校での水泳授業も再開されることになったのだが、この時期に教職員に向けて年に1回は必ず救命措置とAED講習会を行っている。枚方・寝屋川消防本部の救急隊員を講師に迎えて、ダミーの人形を使って、胸部圧迫の実技や、チームで連携して命を救うための心肺蘇生法について学ぶことができた。
 コロナの影響で、呼吸確認は口元の呼気確認ではなく、胸に手を当てて5秒ほど体の動きを確認する方法に変わったこと、またマウス・ツー・マウスの人工呼吸は必ずしなくてもよいことなったことも知った。毎年受けている研修ではあるが、定期的に体に思い出させる機会を持つことの大切さを感じた。
 これから本格的に、長い長い夏を乗り越えなければならない。この気温では水分補給をしていても、その日の体調によって熱中症や発作などを引き起こしかねない。授業や部活動の運動時のみならず、あらゆる学校教育活動の場面で気を引き締めて臨まねばならないと思う。
 


  • AEDおねがいします!

  • 胸部圧迫を30回

  • パッドを貼ります!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

                     学校長    林 浩子

このコーナーへのご意見・ご感想はFAXか郵送でお願いします。
他のご相談等は直接学校へお願いします。)
〒572-0847 大阪府寝屋川市高宮新町32-1 寝屋川市立第一中学校宛
FAX:072-822-3662

目次に戻る