１学期の終業式を終えた。今日から３２日間の夏休みがスタートだ。
　４月１日から７月２０日までの日数をトータルしてみると１１１日間である。「１・１・１」と１が三つも並ぶのをみて、単純だが気分がよかった。
　果たして２学期はどうだろう？という疑問を抱き、２学期の始業式８月２２日から終業式１２月２２日までの日数を数えてみると、なんと、１２３日間であることが分かった。これまた「１・２・３」と数字が並び、「おっと、すごい！」などと、校長室で一人声を出してしまった。
　２学期は非常に長いという印象があるが、１学期と２学期ではわずか１０日ほどの違いなのである。４月に新たなクラスのスタートを切り、１学期の大きな目標は「新クラスや集団としての土台固め」である。今年度は６月に各学年の宿泊行事も無事に終了することができ、集団としての絆や責任感を高める取り組みを進めてきた。夏休みには生徒も教員も、さまざまな充電をして、新たに迎える２学期にも目標を掲げていきたいと思う。

　今朝のニュースで、コロナ感染の急拡大について報じていた。某プロ野球団では、約４０名もの集団感染が広がったという。今日も朝から試合や技術上達を目指して部活動に汗を流す生徒の元気な姿を眺めながら、平穏な日々が続くことを祈っている。
　３年ぶりに行動制限のない夏休みを、どう過ごすべきか、悩みは尽きない。

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  夾竹桃の花
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  ★を集めてSTARになろう！（２年生）

　　「学校の正面玄関には、花を絶やさない」というのが、私の日課であり、目標としていることの一つである。　元来、植物や生き物が好きなので、校庭や外をうろうろしては、学校内の植物の成長を楽しみにしている。夏場は水温が高く、生けた花の持ちが悪い。毎日、新鮮な水に入れ替えないとすぐに萎れてしまうのが残念だ。特に、本校の正面玄関はグランドからの熱風が吹き込む場所にあり、管理するのも手間なのだが、来客や職員・生徒の目を和ませられたら・・・と思う。
　今朝、農園プロジェクトで育てている畑のあたりを見に行くと、ゴーヤが立派に育ってグリーンカーテンができていた。その畑の近くに夾竹桃（キョウチクトウ）が赤い花を咲かせていたので、枝を切って職員玄関の花瓶に飾ってみた。鮮やかな紅色が、夏らしい花だ。ゴーヤもたくさん実っていたが、あまりにどんどんできるので、採らない間に黄色く熟してしまっているものもあった。
　また、ガランとした校舎内を歩き回ってみると、２年生のフロアにPBISの取り組み「★を集めてSTARになろうキャンぺーン」の結果が、見事な満天の星空となって掲示されていた。各授業で積極的に手を挙げて発言したり、学年でみんなが活躍することを目標にしたキャンペーンだ。鮮やかな色の星型カードをゲットした生徒は、自分でクラスと名前を記入して貼っていくシステムだったようだが、その書き方や文字にも個性があふれていた。

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  ジャッジが勝敗を判定
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  ２年生　ディベートの授業　
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  ７/２１　夏季自主研修会　
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  論題「一中は制服を廃止し、私服にすべきだ。是か非か」　

　　今日は13時から教員自主研修会として、ディベートの研修が開かれた。参加については全くの自由である。夏休みの初日で何名集まるだろうかと思っていたが、初任者2名を含む実に13名の参加があり熱く盛り上がりを見せた。図書室で本校のT先生によるディベート基礎についての講義後は、実践編として「一中は制服を廃止し、私服にすべきだ。是か非か」の論題で、先生方が4チームに分かれてデイべートを行った。私も否定的立場チームに混じって参加させてもらったが、やりだしてみると、やはり勝ちたいという気持ちになる。生徒たちも同じで本気モードのスイッチが入るとはこのことだ。
　最初の立論は、ある程度話すことを準備してしゃべることができるが、次に質疑をすることを考えると、自然と相手側の論を聞く姿勢も真剣になる。相手が何を言ったか、そこに、突く質問をするには論の隙がないかを考えながら聴く必要があるからだ。これこそが、ディベートを通して身につく資質能力の要なのだと実感する。

　熱い夏は始まったばかりだ！　
　この夏、生徒も先生方も学び続けてほしい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

学校長 林浩子