台風１４号が過ぎ去り、雲の合間から青空が広がった。今朝は気温が２２℃ほどで半袖だと肌寒く感じるほどで、先週の暑さから一気に秋の訪れを感じることとなった。
　いまだ東北地方を通過中の台風の影響で、風が強く吹いており、校庭の大きなポプラやメタセコイヤの木々がゆさゆさと揺れている。　朝から校舎や周辺の破損や危険個所がないかを確認して回り、特に別館は外壁工事の足場が組まれているため心配していたのだが、大事にいたることもなくホッとした。
　校長室前で飼っていたカブトムシも、次第にその命を終えて数が減っていた。しぶとく生き延びてた最後の１匹が頑張っていたのだが、この３連休の間についに最期を迎えていた。今年のカブトムシコーナーも今日で展示を終えることとする。残された土の中には、卵が産みつけられていた。また、早くも小さな幼虫になっているものもいる。土をたっぷりと足して、また来年の成虫誕生を楽しみに置いておこうと思う。
　

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  台風一過
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  カブトムシの卵
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  小さな幼虫

　秋と言えば、読書の季節。
　寝屋川市の取組として、各小中学校に寝屋川市立図書館からの本が配送され、学校の配架棚に置かれるようになった。もちろん、貸し出しもOKで、現在本校では生徒の目につくように１階の職員室前廊下に棚を設置している。授業ごとの移動の際に、行き交う生徒たちが興味をもって本を手に取って見ている。今月配送された本は、テーマが「部活動」「芸術」「サイエンス」・・・などだろうか。先生方も立ち止まって本を手にし、借りて読んでいるようだ。本屋に出かけてじっくりと読みたい本を探すのも悪くはないが、なかなか時間が取れないという現実もある。最近はネット注文で購入すると次の日には届くという手軽さがあるが、ほしい本だけを注文するので、普段なら手に取らないようなジャンルの本や思いがけない面白い本との出会いはなかなか望めないところが難である。大人のみならず中学生たちの毎日、部活動や習い事に忙しい中では、学校という身近なところでさっと手にする本がある生活は幸せなことだと感じる。
　職員室前廊下の書架から、何冊かの本を手してみた。『10代で知っておきたい「同意」の話』　『中高生の悩みを「理系センス」で解決する』　『12歳からの映画ガイド』など中学生向きの本がたくさんあり、内容も非常に今時で面白かった。

　その中の一つ　『きみを変える５０の名言』　の中から、紹介させていただくと

　★いつでもラッキーが来る！そう思え。ネットの向こう側にだれがいようと気にしない。
　　　　　　　　　　　　　　錦織　圭（にしこり　けい）　テニスプレーヤー

　★人との比較よりも、自分の登りや、どれだけ完全燃焼できたかが大事。
　　　　　　　　　　　　　　野口　啓代（のぐちあきよ）　フリークライマー

　★自分にとって具体的に不本意なことをしてくれる存在を師（先生）として受け止める。
　　受け止め方を変えるだけで、すばらしいものが見えてくるんじゃないでしょうか。
　　　　　　　　　　　　　　樹木　希林（きききりん）　俳優
　注釈に→　甘く優しい言葉ばかりかけられると、人はそれが当たり前になって「不本意」な言葉を拒むようになります。みなさんは「免疫」という言葉を知っていますか？風邪をひいたりケガをした時にそれを治そうと身体本来が持っている”抵抗力”のことですね。甘く優しい言葉に慣れきってそればかり望む人は、この無菌室にいる状態と同じ。むしろ甘くない「不本意」なもののほうが「免疫力」を高めてくれる大事な栄養素が詰まっている場合が多いのです・・・。

　今日も一日、ポジティブに送ろう。そして、免疫力を高めてくれる人や言葉をありがたく受け止めようと胸に刻んだ。
　

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  廊下に本棚が
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  スポーツ関連の本
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  様々な中高生向きの本

最後まで読んでいただきありがとうございました。

学校長 林浩子