校長室日記 2023年5月31日 No.3 花言葉は『前途洋々』
タイサンボクが咲きました
本校の中庭には、4階教室に届こうかというほどの高い樹がある。10mには達しているだろうか。一本はイチョウの木、そしてもう一本がタイサンボクである。現在このタイサンボクの樹に多くの花が咲き、二階にある職員室からも良く見える。Wikipediaで調べてみると、モクレン科の樹で、普通のモクレンは落葉するがタイサンボクは常緑高木であるという。葉は確かに大きく濃い緑色で固そうだ。漢字で書くと「泰山木」や「大泰木」だ。
花は直径がやく20cmにも達し、白い(象牙色)花弁は9枚ある。学名は、Magnolia(マグノリア)といってご存知の方もいるだろうが、香水の原料や化粧品の香料として流通している。高いところに花が咲いているので、あきらめていたが、やや低い枝に一輪咲いていたので、技能職員さんにお願いして枝を切って手にいれることができた。さっそく花の香りを嗅いでみると、何ともいえない甘いやわらかでふくよかな香りがした。
花言葉を調べてみると、「前途洋々」や「威厳」という言葉がついてた。いかにもこの大きく咲き誇る堂々たる純白の花を見ると、ぴったりだなと思う。校長が大きな花の迫力と、多くの花が咲いたと騒いでいるのをよそ眼に、「毎年咲いていたのか気づかなかったです」という職員がほとんどだ。多分今年は大豊作なのか、何十という花と蕾がついているからうれしい。「前途洋々」という花ことばを知って、さらに愛着も湧き、雨が予想される明日からの修学旅行が、無事に大成功してほしいとの願いも込めて、希望が持てた気がした。
校舎の4階に達する
柔らかな香り
20cmもの大きな花
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50周年記念樹に梅も実がなりました
もう一つ、木の話。体育館横に一本の梅の木が植わっている。これは、2019年2月の本校創立50周年記念の際に植樹された白梅だ。今年も大きな実をつけ、集めてみると約1sあった。
当時の学校長であった15代校長の阪口治先生が、学問の神様である福岡県の太宰府からこの白梅(南高梅)をわざわざ取り寄せられ、移植されたものである。記念樹である表示がされていなかったので、この樹のいわれを知る者も少なかったが、記念樹である証をプレートにして表示しておかないとと思う。
関西も早くも梅雨入り、大型台風2号の接近が心配されているが、安全面にしっかりと注意を払って修学旅行を成功させたいと思う。
大きな梅の実
50周年記念樹
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
学校長 林浩子
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