校長室日記 2023年6月30日 第7号:夏至も過ぎ・・・

 一年で最も昼が長い日

6月21日が夏至、つまり1年で最も昼間(太陽が出ている)時間が長い日である。中学生たちに、「昼が最も長いのは何月か?」と問いかけると、大半が「7月!」「8月!」と答え、中には「9月」という子もいたりする。温暖化の影響で、体育大会の練習が始まる9月が暑い!という印象から夏のイメージも強いのだろう。3年生の理科の天体分野のところで、太陽の南中高度や夏至についても学ぶが、それまでは、地球の公転起軌道と太陽との角度などといった理論的なことも知らず、感覚的な季節感を持っているだけなのだろう。
 ちょっと質問は違うが、「日本は1年に4つの季節があります。春・夏・秋・冬ですね。では何月が夏?、何月が秋?・・・」等という質問を投げかけてみると、「夏は7・8・9月」とか「秋は10・11・12月かな・・・」「いやまてよ、それでいくと3月は冬??」とわいわいと話が始まって、季節談議に花が咲き始める。それを観察しながら子どもたちの声に耳を傾けるのもなかなか面白いものだ。
 いまや、授業をすることもあまりないので、夏至の日に朝の校門に立ちながら、若い教員に「今日は夏至だね。知ってた?今日が一年で一番昼間が長いんだよ。」と話しかけるると、「えーっ、一番長いんですか?信じられません。」という反応。今日は、既にあれから9日が経ったはずだから、徐々に日が短くなっているはずなのだが、これから夏本番の暑さを迎えることを思うと、一歩一歩と秋に近づきつつあるということは、信じがたいのは当然だろう。
 まだまだ梅雨明けには日がありそうだが、連日の気温上昇に学校のクーラーもすでに悲鳴を上げている。 


  • みんなで花壇に種を植え

  • 大きく育ったひまわり

  • ソテツにも新芽が

 1学期の総まとめ

28日から期末テストが始まった。1日2〜3教科のテストが3日間で実施され、11日からは三者懇談も控えている。学習面でも生活面でも1学期のまとめをしっかりして、自分の取り組みを振り返り成長のある学期末を迎えて欲しい。
 テスト前の期間は、放課後の部活動がないことを利用して、教職員の研修会を3日間連続で行った。第1弾は「コグトレ塾」の長谷川佳代子氏をお迎えして、発達に課題がある生徒のアセスメントや支援について、「認知能力のトレーニングワーク」を交えて楽しく学ぶことができた。数年前に話題になった宮口浩二氏著の『ケーキを切れない非行少年たち』を知っている方も多いことだろう。 
 第2弾としては、病院から救命救急士の先生をお招きし、『胸部圧迫やAEDの取り扱い』の実技研修を実施した。日本でも毎年心臓突然死の方が約7万人いることや、学校現場でも運動途中に突然の心室細動による突然死があることなどを学び、あらためて、そういった現場で私たちがとるべき行動と処置について学ぶことができた。
 3日目は、校区の小中学校の教員で和光小の算数公開授業を参観した。また、その後は大教大の庭山和貴准教授をお迎えして、学校全体で取り組む「ポジティブ行動支援」について学んだ。
 生徒も教員も、それぞれにいろいろな学びを積み重ねていきたい。


  • 1学期最後の期末テスト

  • 真剣に問題を解く

  • 教員も研修(コグトレ棒で)

  • 相手にポーズを言葉で伝える

  • 胸部圧迫とAED研修

  • 校区合同研修会

最後まで読んでいただきありがとうございました。

学校長 林浩子

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