校長室日記 2023年8月28日  第9号:「あきらめない心」がキーワード

  暑い夏の32日間を終えて

32日間の夏休みを終えて、8月22日に始業式を行い2学期がスタートした。
 とはいえ、まだまだ35℃近い猛暑日が続いており、2学期の学習や部活動における熱中症対策に気が抜けない状況だ。
 今年は台風の当たり年か、現在も3つの熱帯性低気圧や台風の動向が非常に気になるところだ。沖縄や九州など、早い時期から日本に接近した台風2号、そして6号は各地に多くの被害をもたらした。その後の台風7号が関西を縦断すると聞いて被害を心配をしたが、校舎やグラウンド周辺も大丈夫であった。ちょうど盆休みですべての部活動がなかったことも幸いした。ただ、通過後の朝、花壇に植えた2m以上にもなる大きなひまわりが、何本も風で根こそぎ倒されており、もう一度起こして地面に根を張るように埋めて踏み固めた。その後、数日たっても、元気に花を咲かせている様子を見て、ほっと胸をなでおろした。
 今年も 夏休み中の子どもたちの水難事故ニュースや、熱中症による死亡のニュースが多く流れていた。未来ある尊い命が失われてしまったこと、周囲の人々の悲しみを考えると、非常に胸が痛い。学校における安全管理も、気を引き締めて取組んでいきたいと思う。
  
              

  水泳大会(3年:8/23、2年:8/24、1年:8/25)

23日からの3日間で、各学年の水泳大会を開催した。プールサイドにはテント張り巡らせて、日差しを遮って応援できるようにしたが、幸い天候は曇天で風もあり気持ちよく実施することができた。
 学年ごとに、種目には趣向が凝らされていた。競泳の他にもビート板競争や、碁石拾い、水球、水上騎馬戦、浮き輪リレーなどなど、お楽しみの種目が多く、水しぶきを上げながら大いに盛り上がりを見せた。
 子どもたちはコロナ禍で泳げなかった3年間を過ごし、その泳力は相当落ちたように感じるというのが、正直な体育教員のコメントだ。が、今年のシーズンは多くの水泳指導を実施することができ、生徒たちも頑張って泳ぎの習得をしていた。まだまだ暑くて水が恋しいが、9月を迎えるとそろそろ水泳の授業も終了を迎える。
 体育委員会で話し合って決めた今年の水泳大会のスローガンは
 ”困った時は教えてもらって、全員が全力を出し、勝っても負けても楽しめる水泳大会にしよう!” 『水は家族 ビート板は友達 我が令和の潜水艦や!』
 何とも、ユニークなメッセージのこもった目標だ。プールサイドには、この大きなスローガンがひときわ目立つところに掲示されていた。


  • 今年の水泳大会スローガン

  • 水上騎馬戦

  • 水球

  • じゃんけん列車

  • 水中にもぐって碁石拾い

  • 浮き輪リレー

  • 自由形や平泳ぎ

  • カラフルな碁石

  • 表彰式

  給食はじめ

28日から給食が始まった。2学期初日のメニューは、みんなの大人気メニュー「ハヤシライス」だった。各教室を回ってみると、どの生徒もいい食べっぷりで、欠席者の分の牛乳を誰がもらうかで、真剣にじゃんけんを戦わせているクラスもあった。暑い時に、冷たい牛乳は大人気のようだ。 
 給食があることで、今日からは午後の授業もスタート。3年生は実力テストが実施され、朝から真剣に答案用紙に向き合っていた。この夏の学習の成果をだしきれただろうか?
 中学生は食べ盛りなのだが、まだまだ好き嫌いもあるのか、ダイエットを気にしているのか、本校でも残渣率が気になるところである。特に、野菜(煮つけや和え物が多いが)を残す生徒が目立つ。何でも食に感謝して、しっかりおいしく食べて、健やかな体と精神を作りあげてほしいものだ。
 
 さあ、いよいよ本格的な2学期が始まった。
 始業式では、生徒と先生たちに、今学期のキーワードは「あきらめない心」だと伝えた。何事にも挑戦を続け、自分で自分の可能性の限界を決めることなく突き進んでいこう!
 


  • 配膳のようす

  • メニューはハヤシライス

  • おいしいね

最後まで読んでいただきありがとうございました。

学校長 林浩子

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